徳永乾物ホーム
【乾物屋になる(三代目になるまで)】
私は乾物屋の長男として生まれました。上に姉が一人います。今から15年ほど前のことです。高校を卒業後18才の私は、専門学校へ進み一人暮らしを始めたものの、いまいち充実感のない毎日を送っていました。これから先の自分がやるべき仕事についても思い悩んでおりました。
やりたいことも分からず時間だけが過ぎていった20才の頃でした。ある時ふと家業の乾物屋というものが気になってきました。以前は店を継ぐことがあんなに嫌だったのに。。やはり商売の環境で育った人間の回帰本能みたいなものでしょうか。離れて初めてわかるものがあり、あらためて気づくこともあり。
「俺、乾物屋の仕事しようかな。」と父に話をするやいなや、「修行に行ってこい。」と話はあれよという間に進み、父の友人の紹介で大阪の花菱乾物へ行くことが決まりました。住み込みのでっち奉公なんて予想だにしないことでありました。。しかし、ここでの3年間が、自分にとっての転機となったのでした。大阪の商いの哲学と誇りを肌で感じなからいろんなことを教わる貴重な毎日。お世話になった人も数知れず。大阪で実家の乾物屋を継ぐ決心をして、帰郷しました。そして現在に至っております。
【乾物屋として思うこと】
初代店主、祖父・喜一郎の代から乾物問屋として徳永乾物は始まりました。2代目の父・勝士が継いだ頃は戦後の高度成長期で世の中が激しく変わっていった時代でした。食生活も大きく変化しました。今、自分がこの店を継いで8年が経ちましたが、まだまだ日々勉強の真っ只中です。店を切り盛りすると同時に乾物のスペシャリストを目指して猪突猛進するのみです。
お客様からの「美味しかった!」「だしが良くでたよ。」「ギフトが喜ばれたよ。」などといった言葉をいただいた時が一番嬉しい瞬間です。ネットでご注文をいただくお客様とのコミュニケーションも楽しく、出会いの大切さをかみしめております。
3代目店主として品質と味を守り、安全で美味しい乾物を商っていくことを肝に銘じながら、これからも努力していきたいと思っています。
2002年 徳永乾物 徳永隆二
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